理学療法士の勉強メモ

このブログでは理学療法士として働く私の日々の勉強や疑問、はたまた趣味等を綴っていきたいと思っています

学会発表には重要!学会発表から得られるたくさんのメリットについて

こんにちは。

理学療法士として経験を重ねていくと一度は考えたことがあるかもしてません。

 

学会発表について!

 

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考えるシチュエーションは人それぞれかもしてません。

・上司に勧められる、あるいはオーダーがあったり

・学校時代の同期の活動を見て刺激を受けた時であったり

・元々、学術活動に興味があったり etc・・・

 

結論から言うと私はチャンスがあれば、どんどん学会に出席し

症例発表や研究発表を行っていくべきであると考えています。

 

その理由は何故か?

 

 

 

 

医療職として働く際の三本柱

日々、求められていくものがたくさんある中で私はその中でも

重要な3本の柱があると思っています。

それは臨床・教育・研究です。

臨床・教育については理学療法士として経験を積むと誰もが経験し、

重きを置く点だと思いますが、研究についてはどうでしょうか?

意識的に取り組もうとされる方は限られている印象がありますが

理学療法士の職業倫理ではセラピストの研究への参加を推奨しています。

また、根拠に基づいた治療を展開する上で臨床の最前線で働くセラピストの

研究活動は非常に重要で日々の臨床研究によって確立されていない

エビデンスを開拓していく事が出来ると思います。

でもこれは建前です。。。

 

私の考える個人的なメリット

 

職務経歴書への記載

これは現状、過剰供給となりつつある理学療法士にとって

他のセラピストとの差別化は非常に重要な観点であると思います。

日々、どれだけ優れた臨床を行い、ノルマの単位をとっていても

私たちの市場での価値は上がりません。

職務経歴書に臨床・単位取得を頑張りました。と書くわけにはいきまあせん。

しかし、学会活動の実績を持っていれば、職務経歴書に記載し、

自身がどのようなことに取り組んだのか明確な実績となります。

 

所属組織での地位確立

研究の結果が所属している施設・病院にとって必要性の高い分野であれば、

新たな役割への任命、昇進等への材料になりますし、

周囲の方々に勉強熱心だという印象付けにもなります。

ちなみに以前の私の職場では研究に取り組むセラピストが

私だけだったので非常にちやほやされた記憶があります・・・ 

 

膨大な量の経験値

上記のように所属施設のニーズに合致していない場合であっても研究を行うことで

自身の中に膨大な経験値が追加されます。

研究は臨床思考と通ずる部分もあり、仮説検証に求められる知識量が

臨床よりさらに膨大な為、研究を終えた後には臨床思考に変化が生じている筈です。

 

私の考える個人的な デメリット

 

膨大な時間を要する

一つの研究を行うのに膨大な時間を要します。

私は過去に症例報告含め、学会での演題発表を4回実施していますが

そのどれも膨大な時間を要しました。

先行研究は英語論文含め、15本以上調べ、参考にすることがありますし

慣れない英語論文を訳し、引用するのは大変でした。

 

給与が上がるわけではない

学会発表を行うことで職場内で一定の評価を得ることができますが、

当然ながら、研究にかけた膨大な時間が給与に反映されるわけではありません。

 

向き・不向きがある

研究活動はやれば必ず結果に繋がるというものではありません。

数学や物理のように答えがあるわけではなく、

長い時間をかけても求めている結果が得られないこともあります。

一度挑戦してみて向いていないと思った際には無理はしなくてもよいと思います。

 

まとめ

研究を行うことで自身の経歴や職場での立ち位置・臨床思考において

良い影響を与えることができると思いますが、

反面時間を要したり、結果が得られないこともあります。

しかし、一度研究を行った経験から考えると

是非、一度チャレンジしてみるのがよいと思います。

向き・不向きはそのあとに考えれば良いですし、

それだけお金に換算できない価値があり、

研究を終えた後に自身の臨床思考に変化が現れると思います。

 

何はともあれ機会のある方がいらっしゃいましたら

是非、一度身を投じてみてください。

 

※私は職場にとって需要のある研究内容であれば、

一定の評価を得ることができ、その後の給与UPにつながる可能性は

大いにあると考えています。

もし、給与のUP等を狙う意思があれば、今職場はどんなことに困っているのか。

どのような分野での実績が欲しいのか等考えてみると研究分野が見えてくるかも。