理学療法士の勉強メモ

このブログでは理学療法士として働く私の日々の勉強や疑問、はたまた趣味等を綴っていきたいと思っています

寝不足は筋力向上に悪影響? 寝不足が筋力向上に及ぼす影響とは・・・

こんにちは。

今日は今後の寒さに備えて、ダウンジャケットを探し回ってみましたが、最も衝撃を受けたのが2019年版のユニクロ・シームレスダウンです。

正直言って甘く見ていました。高級ダウンを試着した後にみてみたのですが、

着心地・デザイン共に非常に満足!

価格は14900円ですがコスパがズバぬけてよいのではないでしょうか?

しかし、購入については待ちの一手。ユニクロ感謝祭や12月のセールを待ちます・・・

(↑我ながらせこい・・・)

 

ではでは、本題ですが今回は睡眠と筋力の関係について纏めてみたいと思います。

筋力は前回の基本編に引き続きですね。どちらかというとお若い方向けかも。

 

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目次

 

睡眠の重要性について

睡眠は重要です。もちろんそんなことは言われなくてもわかります。

睡眠は全体的に健康を保つために非常に重要な要素ですが、

睡眠サイクルが崩れることで反応時間、正確性、活力、持久力、

更には認知機能や判断能力、意思決定にまで影響を与えます。

睡眠を保つということは健康を保つだけでなく、

運動のパフォーマンスを発揮する上で非常に重要な要素であるといえます。

 

 

睡眠と筋力の関係とは

ではここで一つの研究を紹介したいと思います。

Yangらはマウス達をコントロール群、運動群、睡眠不足群、および運動+睡眠不足群の4つのグループに分け、運動群・運動+睡眠不足群には高強度の水泳を行わせ、睡眠不足群・運動+睡眠不足群には72時間の睡眠不足操作を実施し、それぞれに運動課題・認知課題を提供しました。

結果として運動+睡眠不足群では運動機能低下と認知課題の

処理能力低下がみられました。ここまでは当たり前だと思います。

ここでさらに一つ興味深かったものが運動+睡眠不足群は筋損傷の程度が運動の未実施した群より大きかったのです。

このことから睡眠不足はタンパク質合成を低下させ、筋肉の損傷を回復する能力を低下させ、

高強度の運動の有害な影響を悪化させると結論づけられています。

 

まとめ

はい。以前の記事で筋力向上の大原則の内に超回復の原則がありました。

睡眠不足は筋肉の回復を阻害し、

筋力強化の有害な事象となりえる可能性が示唆されています。

今回はラットの研究となっており、完全に私たちに当てはまるかの証明はこれから・もしくは既になされているかもしれませんが少なくとも睡眠不足は筋力向上において大きな悪影響を及ぼす可能性があると言えます。

 

以上。文献を漁っていて気になるものがありましたので簡単に紹介させて頂きました

 

引用文献

Yang DF,Sleep deprivation reduces the recovery of muscle injury induced by high-intensity exercise in a mouse model,Life Sci,2019Oct 15;235

 

 

ps:実は今回は目次を作成する練習を兼ねて、ブログの入力を行いました。

内容量に見合わないことになっていますがご容赦下さい。