理学療法士の勉強メモ

このブログでは理学療法士として働く私の日々の勉強や疑問、はたまた趣味等を綴っていきたいと思っています

院内勤務のセラピストがデイサービス等地域でバイト!ニーズの違いを理解しよう!

こんばんわ。

 

SNSに今まで無頓着でしたが、

ついにTwitterを始めてみようかなという気になりました、今日この頃です(笑)

 

さて、私は回復期病院に勤務しつつ、小規模デイサービスで週1~2回

アルバイトをしています。

おそらく、セラピストの給料は今後も大きく上昇せず、

本業+アルバイトのダブルワークや非正規雇用で訪問リハビリ等を

かけもつような働き方が増えてくるのではないかと思います。

 

そこで私がデイサービスのアルバイトで感じたことを纏めてみたいと思います。

 

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〇デイサービスとは

まずデイサービスとは何なのかからですが、

デイサービスとは通所介護とも呼ばれています。

利用の目的は様々ですが、

介護を必要とした方が福祉施設に赴き、食事や入浴・施設によってはリハビリ・

会話やレクリエーションを通じ、他の利用者の方との交流等を楽しめる場です。

 

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利用の目的は多岐に渡り、

〇家族の方の入浴介助や日々の介助等の負担軽減

〇自宅の中ではふさぎ込みがちになってしまう方の外出の促し

〇健康状態の維持

等など様々な目的で利用されています。

 

また、デイサービスにも種類があり、

中にはレクリエーション以外にエステやネイル等

趣味活動を行うことのできるデイサービスや

リハビリに特化した機能訓練型デイサービス

認知症対応に特化した認知症対応型デイサービス等があります。

 

それぞれの健康状態や介護状況、必要性により様々な場を選ぶことができます。

 

※間違いやすいのですが、デイケアとデイサービスは異なっており

デイケアは通所リハビリとなっており、更にリハビリに特化した形になっています。

 

〇多岐にわたるニーズの違いを理解しよう

私はリハビリテーションという技術を用いて、対象の方のニーズを満たすことが

私たちの仕事であると考えています。

上記の多岐にわたる目的の元でデイサービスを利用している方・又は家族様の

ニーズを理解し、ニーズに沿ったものを提供する必要があります。

 

院内での医療保険を用いたリハビリでは在宅復帰等を目指し、

疾患による機能障害に着目し、

リハビリテーションを行うことがニーズの達成につながることが大半ですが

デイサービス等の場では

負荷の高いADL動作を行った為、筋のリラクゼーションを求めている方

リハビリでの機能維持・向上を求めている方

中には利用者はリハビリを行いたくないけど、ご家族様が機能訓練を望んでいる方

等がいらっしゃいます。

完全にニーズを満たすことは困難かもしれませんが、

そのような点を考慮し、サービスを提供することが重要ではないでしょうか。

 

〇ホスピタリティの精神が大事?

また、デイサービス等は近年、たくさんの施設が作られており、

地域によっては利用者の獲得が難しくなりつつあります。

利用者を獲得する為には利用者の方々から

選んでもらえるようなサービスを提供する必要があります。

 

その為の考え方として私はホスピタリティの精神が重要になると考えています。

ホスピタリティとは「思いやり」「心のこもった手厚いおもてなし」「歓待」

といった意味を持ち、医療の現場のみならず、ホテルやディズニーランド等で

良く使用されている言葉ですね。

 

 

私達セラピストもサービス提供の一端を担っていますので、

ニーズを理解し、ホスピタリティの精神を持ちつつ、

サービスを提供していく必要があります。

 

〇まとめ

医療の分野と異なり、介護の分野ではニーズが多岐に渡る為、

しっかりとニーズ・ホスピタリティを念頭に入れた上でのサービス提供が必須です。

逆にそのような部分を満たせないセラピストは

施設等から求められない可能性もあります。

 

働く現場が変われば、提供する技術・精神も異なるということを

頭に入れ、例え週に数回のアルバイトであっても

しっかりと法人・施設に有益な人材となれるよう尽力したいと思います。